WORLD COMMON ATLAS
あなたの「ふつう」は、
どこかの「ふしぎ」。
食べ方、眠り方、着るもの、祝い方、子どもの育て方。世界の古今東西の習わしを、地図から旅するように眺めてみる。いまここの常識が、ちょっとだけ揺らぐかもしれません。
図鑑を選ぶ図鑑を選ぶ
毎日
食べる、眠る、装う。毎日くり返すことほど、土地によって違います。1年
季節がめぐるたびに、人は集まって祝ってきました。一生
生まれ、育ち、学び、大人になる。人生の節目の迎え方。見えないもの
未来や運を知ろうとしてきた、人の営み。今日のふしぎ
清めるすす払い日本(江戸の町など全国) / 平安時代の記録〜年の暮れに、家の天井や梁にたまった煤やほこりを払い清める日本の習わし。江戸時代には12月13日と決まり、江戸城でも町の家でも一斉に行われました。笹竹や煤梵天などの道具、商家の胴上げ、今の大そうじへのつながりを紹介します。食べるフィーカスウェーデン / 20世紀の初めに言葉が定着(前身は19世紀末)スウェーデンで、コーヒーとシナモンロールなどのお菓子を囲んで手を止め、人と話す休憩の習わしです。たびたび禁じられたコーヒーの歴史、7種類のクッキーでもてなす会、職場のフィーカやシナモンロールの日を紹介します。生まれる・育つゆりかご板北米(アメリカ合衆国・カナダの多くの先住民) / 古代(南西部のバスケットメーカー文化の出土品)〜赤ちゃんを板や枠にくるんで留め、背負ったり立てかけたりする、北米の先住民の道具。部族ごとに呼び名も形も違い、親族が手をかけて作り贈る品でもあります。古い時代の出土品から、今も続く作り手の営みまでを紹介します。装うルルールインドネシア・ジャワ島中部(ジョグジャカルタ・スラカルタ) / 王宮の時代から伝わるとされる(始まりは不明)インドネシア・ジャワ島で、米の粉やウコンなどの根茎をすりつぶして練ったものを体に塗り、乾いてからこすり落とす習わし。ジョグジャカルタやスラカルタの王宮と、結婚前の花嫁の支度に結びついて語られてきました。住まうゲルモンゴル / 13世紀の旅行記の記録〜木の骨組みをフェルトで覆った、モンゴルの遊牧民の丸い家です。たたんで運び、季節ごとに建て直します。13世紀の旅行記に残る家の中の決まりから、ストーブとテレビのある今のゲル、首都をとり巻くゲル地区まで紹介します。眠る居眠り日本 / 15世紀の辞書に語が見える〜座ったまま、その場にいながら眠る「居眠り」。日本では会議や授業、議会の場でも見られ、海外の研究者は「inemuri」として調べてきました。言葉の歴史と、どんな場面でどう受け止められてきたかを紹介します。